海外口座でFX取引をした場合の税金はどうなるの？
海外口座でFX取引をした場合の税金はどうなるの？
FX取引で利益を上げた場合、確定申告をして税金を納めなくてはなりません。
税金を納めなくてはならないのは、サラリーマンなど給与所得がある人は年20万円以上の利益を出したとき、給与所得がない方は年38万円以上利益を出した場合です。
まずは税金の基本として、海外業者ではなく国内FX業者で利益を上げた場合を見てみましょう。
国内のFX業者を利用して利益を上げた場合、利益の大小にかかわらず20.315％の税金を納める必要があります。
税率が高いように見えますが、日本は所得が多いほど税金が高くなりますので利益を出せば出すほど有利に働きます。
さて、海外口座の業者でFXをした場合、上記の20.315％という特別税制は適用されずに総合課税、つまり給与と合算されて合わせた収入で税金が発生します。
すなわち、所得が多ければ多いほど税金が上がるシステムに組み込まれるという言うわけです。
ちなみに所得税は
195万円以下：【5％】
195万円を超え330万円以下：【10％】
330万円を超え695万円以下：【20％】
695万円を超え900万円以下：【23％】
900万円を超え1,800万円以下：【33％】
1,800万円を超え4,000万円以下：【40％】
4,000万円超：【45％】
となります。
これに住民税の10％が加わるので最大55％もの税金が発生します。
数百倍のレバレッジで出来る海外のFXは魅力的ですが、利益を出せば出すほど税金もたかくなるので注意が必要です。
念のために、海外だから利益を上げてもばれないと思う方がいらっしゃるかもですが、
①銀行による海外送金
②クレジットカードによる入金
③国際決済サービスの入出金
など何らかの金融機関を通しているので、お金の流れは税務署に筒抜けです。
利益を出したらきちんと納めるようにしましょう。
税金面でも優遇されている国内FX会社が安心
ゼロカットがない、クレジットカードでの入金ができない、レバレッジが25倍までである、と言った制限があるもののやはり海外FX会社よりも国内FX会社を利用した方が安心安全です。
海外FX会社ではトラブルが発生した時に国が助けてくれることはなく自分で解決しなくてはなりませんし、FX会社のサポートも決して手厚いわけではありません。
何より国内FX会社の場合は税制面で非常に優遇されています。
本業の方の収入に影響を受けることなく、税率は20.315％なので稼げば稼ぐほど国内の方が有利になります。
また逆にFXでどれだけ稼いでも本業の方の所得税率に影響を与える事もありませんので、FXで利益を出したら本業の税金も上がってしまった・・・なんてトラブルも起こりません。
特に初めてFXをする方は国内の会社で始めるようにしましょう。
