FXとは手数料が無料？株と違うので注意して置きたい「スプレッド」とは
FXとは手数料が無料？株と違うので注意して置きたい「スプレッド」とは
ひと昔前はFXも株も売買するごとに証券会社に払う手数料が存在しました。
当時は株も個人が気軽にするものでなく手数料も高めでしたが、今は株でも手数料は安くなりFXでは手数料そのものが無料であるのが当たり前になりました。
しかしFXの手数料が無料と言うことは証券会社はどこで儲けているの？というお話になります。
実はFXでは株と同様の手数料が無料になっていますが、その他にスプレッドというものが発生します。
FXでは上記のように外貨を買う時と売る時の値が微妙に違ってきます。この差をスプレッドと言い、この差額分をFX会社の利益としているのです。
例えばドル円では、最近の最安水準では0.3銭あたりとなっています。1ドル取引すると0.3銭徴収しますねと言う意味です。
FXは通常1万通貨や1000通貨単位での取引になりますので、大体1度の取引でで30円～3円程度の手数料に相当するものが発生する計算です。
動くお金が10万～100万円単位に対してこの規模ですので、あまり気にするレベルではありません。
デイトレードのように頻繁に取引を繰り返す方は、FX会社ごとに違う少しのスプレッドの差でも気にしますが通常の方はそこまで気にしなくても大丈夫です。
FXについて詳しくは、
FXの実質的なスプレッド。原則固定に注意
FX会社のスプレッド表記をみると良く「原則固定」という表記があります。
実はスプレッドは相場の状況によって変動します。
原則固定は文字通り原則的にはスプレッドを変動させずに表示された値で提供し続けますよ、という意味です。
変動しないなら安心してFX取引が出来る、と思うかもしれませんが注意が必要です。
FX会社によって原則固定となる時間帯が指定されていたり、重要指標発表時や市場流動性が引くときは原則外となって変動になったりします。
平時は固定されるけど、リスク＆チャンスが高い場面では固定は外れる場合が多いのでスプレッドで原則固定と書かれていても常にそのスプレッドで提供されるわけではない、という事を留意しておきましょう。
